ホテル紹介Introduction
台南|湧福駅站 台南の活力あふれる旅人宿
駅の改札口から出ると、高く上った太陽が肌に照りつける。これが、南部の街、台南式の歓迎だ。近くのレンタルスクーター屋でとりあえず足を確保すれば、街に繰り出す準備は整う。エンジンをかけて、いざ出発だ。小道に入ると、どこか懐かしさを感じさせる3階建ての建物が目に入る。隅々まであしらわれた花模様の鉄格子は歴史が残した足跡だ。木の扉を押し開けて入ろう、旅人が羽を休める宿「湧福駅站」に。
古民家に残されたレトロな花模様の鉄格子
オーナーは、台北のデザイナーと嘉義の建築家。結婚式でたまたま訪れた台南でこの古民家に出会い、すっかり気に入ってしまったのだとか。各々の特技を生かし、思い切ってリノベーション。宿の名前は2人の名前から1文字ずつ取ってつけたという。
2軒の古民家には昔ながらのタイルの外壁と花柄の鉄格子が残されている。ロビーに並べられた漢方薬棚や古いテレビは全てオーナーのコレクション。メインの建物「大福館」の階段を上れば、花柄にくり抜かれたブロック塀があしらわれた壁が目に入る。一方、別館の2階の床は鮮やかなペンキで色塗られており、古民家に吹き込まれた新たな息吹を感じさせる。
大福館には、レトロな木製の窓枠と花柄の窓ガラスが部屋を仕切る「禅浄」や、窓の外全面に花模様の鉄格子があしらわれた「舒活」などの客室を備えている。別館では青く塗られた壁に木枠の窓があしらわれた客室も。3階につながる階段の吹き抜けを見上げれば、天井からつるされた蝶の装飾が日の光に反射してきらきら揺れていた。小さなベランダで木製の揺り椅子に腰かけ、ひらひら舞い踊る蝶々に導かれるままに古き良き時代に思いを馳せるのも悪くない。
木製の扉と畳と、そして古いソファーと
古民家以外にも、公園のそばの脇道には2棟の貸し別荘「Villa 45号」が。リビングにはビンテージ風のソファーが2つ並べられ、そばには履き物を脱いでくつろぐ小上がりのスペースが設けられている。上の階には、敷き畳の上に真っ白な布団がきれいに並べられている。布団は三角屋根に張られたガラスから差し込む日の光をたっぷり蓄え、太陽のいい匂いを部屋中に漂わせていた。
向かいの棟の魅力は、日本式の内装や大きな浴槽だけでなく、何といってもリビングに置かれた漆黒に光るバーカウンターだろう。夜も更けたころ、ここでワインを開け、友人たちと飲み交わそう。
人情味あふれる台南
台南といえば、思い浮かぶのは数々のグルメ。ここ「湧福駅站」に勤める地元っ子たちは数々の美食を知り尽くしたデータベースといっても過言ではない。観光スポットからB級グルメまで何でも教えてくれるので、ぜひ台南の人々の温かみをここで味わってほしい。
ここは決して旅の終着点ではない。羽休めの中継ぎ駅だ。台南の人情味に触れたら、入り口に止めたスクーターに鍵を差し込もう。さあ、台南の旅へ!
〒: |
台南36号ウエストストソㄧト,大福レㄧソ5 |
预约号码: |
0956167168 |
ファックス号码: |
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オフィシャルサイト: |
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総客室数: |
4部屋 |
宿泊料金: |
NT$4,200~NT$4,200 |