ホテル紹介Introduction
新北|The Easy Space 逸閒居 昔ながらの漁村で仲間たちと楽しむひと時
海を眺めながら、朝日が昇るまで共に飲み明かす――最後にそんな風に仲間たちと過ごしたのはいつだろう?そうだ、今週末は気の合う彼らと共に過ごそう。そうと決まれば、海の方へと向かう車に飛び乗り、青春のひと時を目指して一直線に進む。海のそばにあるレトロな民宿「The Easy Space」は、気の許せる仲間たちと過ごすのにもってこいの場所だ。
レトロな別荘で過ごす休暇
台北から海沿いの道を車で走らせて、わずか1時間。そこには人々に忘れ去られた漁村がひっそりと佇んでいる。海を見下ろすようにして立つ赤いタイル貼りの別荘。かつて流行したヨーロッパの建物に似せて作られた外観は、往時の栄華の名残をとどめている。
重たいガラスの扉を押し開けると、全く別の世界が広がっていた。流れてきたのはボサノバの心地よい調べ。2階まで続く吹き抜けにはきらめくシャンデリアが吊り下げられている。高さが7メートルもあるという大きなガラス張りの窓からは海と山が織りなす景色を望む。この建物は、オーナーであるAmberさんのお父さんが20年前に自身の父、つまりAmberさんのおじいさんに送った別荘だ。故郷を離れて事業を成功させた一方で、台湾に戻りたいとずっと願っていたおじいさんのために、当時最もモダンとされたヨーロッパ調の別荘をお父さんが建てたのだという。
Amberさんにとってこの別荘は、幼い頃に友人たちと休暇を過ごした思い出の場所だ。家族と一緒にアメリカから帰国することになった際、別荘をリフォームしようと一念発起し、過去の思い出を現代によみがえらせた。Amberさんが台湾に戻ってから出会った愛するパートナー、Michaelさんと共にここで旅人たちをもてなしている。
5つの部屋に隠された秘密の海景色
250坪にもわたる別荘内には、驚いたことに100インチのスクリーンを完備したシアタールームやカラオケ、オーブン、バーカウンター、スポーツジムまである。小さな図書室には、Amberさんとっておきのコレクションである漫画本の数々が並べられている。さらに、海を望むカフェを作ろうと準備を進めている最中だというから楽しみだ。
5部屋ある寝室には、二人のアイディアや工夫が目いっぱい詰められている。広々とした部屋で心ゆくまでオーシャンビューを堪能したいという人には2階の部屋「海景天空房」がおすすめだ。1階の「漁村海湾房」も負けず劣らずの広さで、どこまでも広がる海景色を楽しめる。隣の「花園景観房」は、きれいに塗られたスミレ色の壁が目を引く。部屋にかすかに漂うのは花の香り。ベランダに出れば、のどかな海を一望できる。
2階の「山海景観房」は、海に面していなければ一番広い部屋でもないが、何とも捨てがたいと思わせる魅力に溢れている。というのも、壁一面に塗られたティファニーブルーは心地よく、部屋から望む山の景色は安心感を与えてくれるからだ。「山頂雲彩房」では、大きな窓から雄大な山を眺めることができる。壁には一筋の光が差し込む大きなトンネルの写真があしらわれており、この先にはどんな道が続いているのか、想像をかきたてられる。今夜は仲間と汽車に乗って遠くの楽園へ旅立つ夢が見られるだろう。
人々に忘れ去られた東北角で最も美しい漁村
青空が広がる気持ち良い朝、Amberさん手作りの朝食を食べ終え、漁村に散策へ出かける。「卯澳漁村」は、台北から東部の宜蘭へ向かう道の途中にある。かつてはにぎわいを見せていた漁村も今となっては閑散としている。古い家々はどこか人情味を残しており、玄関口に座って涼むおじいさんと会釈を交わした。地面に寝転がって日向ぼっこするネコとじゃれ合いながらシャッターを何度か切り、思い出をカメラに収める。
遠くから吹いてくる潮風を感じながら、海沿いの高台に立っているThe Easy Spaceを見上げる。色褪せた赤いタイルが目立つその建物はかつての若々しさを保ったまま、漁村の盛衰を見守ってきた。次の休暇は、懐かしさを感じさせるこの美しい漁村にまた帰ってこようと心に誓った。
〒: |
新北市貢寮区第38号フーさえストリート |
预约号码: |
0988339803 |
ファックス号码: |
- |
オフィシャルサイト: |
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総客室数: |
5部屋 |
宿泊料金: |
NT$6,000~NT$12,000 |