ホテル紹介Introduction
桃園|烏樹林Before 本の世界でのんびり楽しむ淡い至福
台北から南へわずか1時間足らず。のどかな田園地帯の中にある、本とおいしいお酒が楽しめる別荘にたどり着く。青い空の下に堂々と立つ黄色のモダンな建物――民宿「烏樹林Before」は、あなたがここで旅の新たなページを刻むのを待っている。
旨い酒と本の香りを楽しむ
日の光が大きな窓ガラスを突き抜け、テラゾータイルが敷き詰められた床に降り注いでいる。ロビーの両側に設けられた木製の書棚は不規則な方向を向いた板で仕切られており、樹林の中に生い茂る高さがばらばらな木々たちを思わせる。書棚にはオーナーのDannyさんが選んだ本たちと一緒に、なんとクラフトビールが並べられている。彼によれば、本は自分の心を満たしてくれるパートナーで、ビールは人と人を笑わせてくれる良き仲間なんだとか。まるで結びつかないもの同士のように思えるが、どちらもDannyさんにとっては欠かせない存在だ。だからこそ、Dannyさんは民宿内でお酒も取り扱う書店を営んでいる。利益の追求よりも、自身の読書に対する情熱と人々にその喜びを伝えたいという思いから成り立っているのだ。
「僕の民宿は生活の一部なんだ。生活の延長にあるから、ここに来るからには僕の生活を好きになってほしい」と自信満々に胸を張るDannyさん。その分、至る所に気を配っているのがうかがえる。ここにはもともと伝統建築があったが、家族が建て替えを決めたことが民宿誕生のきっかけとなった。「烏樹林」は村の名前で、「Before」はBed(ベッド)、Breakfast(朝食)、Book(本)、Beer(ビール)の4つの頭文字、「B4」を表しているという。これらはどれもDannyさんが旅人たちと共有したいと願うものだ。気に入った本やビールを買ったら、ここでのんびりと午後を過ごそう。
生活を貼り合わせた絵本をめくるように
壁一面に広がる書棚を横目に階段を上ると、ここはまるで色とりどりの物語が集まった絵本のようだと気付く。5つの異なるタイプの客室には、それぞれ全く違った魅力が隠されているからだ。客室「生活風格」のページをめくれば、中央山脈が目の前に広がっていたり、「文学小説」や「原民文学」にはロフトが設けられていて、天窓からは日の光が降り注いでいたりする。階段の下にある小さなスペースは時間を忘れて過ごせる秘密基地だ。
「旅遊飲食」には、一面に広がる青草色と桃色の小さな花が描かれ、春の訪れを感じさせてくれるページ。「絵本文学」に描かれているのは、大きなダブルベッドで友達同士、子供のようにゴロゴロ転がりまわる物語だ。どのページをめくっても、それは大事に切り取られた生活の1コマであり、あなたが心に描いた理想の風景そのものであることに違いないだろう。
とっておきの物語に出会おう
シンプルなTシャツを身にまとったDannyさん。ビールを片手に笑うその姿は、まるで武侠小説の「笑傲江湖」に出てくる大酒飲みの主人公、令狐冲のようだ。酒が心の友と言わんばかりの飲みっぷりとは裏腹に、読書こそが彼の最強の武功というから驚きだ。「今まで本を読まなかった日はないが、酒を飲まなかった日も1日たりともない」と笑う。豪快でユーモア溢れる彼は、自分の理想にとことんこだわる。書店の経営は決して楽ではないが、それでも読書の喜びを多くの人に分かってもらいたいと願っている。どんなに仕事が忙しくても、気の合う旅人が現れれば、一晩飲み明かすこともざらにあるという。気の赴くままに生活を楽しむその姿は、令狐冲のように自由ですがすがしい。
ここに来たら、ぜひ都会の忙しさを忘れて、読書とお酒を心ゆくまで楽しんでほしい。Dannyさんとの会話を楽しむのもいいだろう。生活のあるべき姿とは、こんな風に過ごすことではないだろうか?きっとそんな風に思えるはずだ。台北から少し足を伸ばせば、ビールと本に囲まれた淡い至福の時が味わえるのだから。
〒: |
桃園市龍潭区龍平路115巷138弄76号 |
预约号码: |
0905016957 |
ファックス号码: |
03-4091464 |
オフィシャルサイト: |
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総客室数: |
5部屋 |
宿泊料金: |
NT$4,000~NT$7,000 |